ある日森の中

花咲く森の道でくまさんに出会った

メリーくまスマス

どんなに遠く離れていようとも
くまさんからの電話だけで
ティファニーのTスマイルジュエリーをもらうよりも
もっともっと
笑顔になれる
そんなクリスマス


声を聞けるだけで
こんなにも嬉しくて
こんなにも心安らいで
こんなにも幸せ


もう何もいらないよ
くまさんさえいてくれれば


またいつかの再会が
あるのかないのか
それさえも定かでは
ないのですが


毎日声を聞けて
毎日くまさんからの愛を受け取って
毎日くまさんに愛を伝えて
ただただ
電話越しの声からだけでも
生きる希望をもらえるような
そんな愛おしい時間を過ごせるのは
一生のうちにそんなにないのでは?



「こんなに毎日電話で話した人、今までにいないよ」


「うん。あんずもはじめて。」


「こんなに遠く離れてるのに、こんなに長く続いてる人もいないよ」


「うん。あんずもはじめて。」



何もかもはじめてだけど


もうどうしようもなく


狂おしいほどに


惹かれ合って


離れがたい。




こんなに不確かな関係なのに
もう
くまさんのいない人生なんて
考えられなくなってしまいました。。。




愚かなあんずの行く末など
もはや
知る由もなく


行けるところまで
行き(生き)続けたい・・・